「こら。ふゆちゃんの事困らせるなよ。」
リビングに静かにはいってきた響さんは、いつもの柔らかい笑顔で微笑んだ。
なんだか…安心する。
「ふゆちゃん…口閉じなさい。」
「………ふぁい。」
つい口元が緩んでしまっていた。
その後他愛もない会話で食事は進み、隣通しの鎌田先生と響さんの微妙な空気が何だか気になったがあえてそこには触れずに片付けが始まっていた。
「ごめんなさいね。雰囲気が悪くて…。
裕也君と響君はあたしがいた学校の生徒だったわけだし正直よくは思ってないのよ。」
カチャカチャ―
確かに昨日まで先生だった人が親になったら微妙な気持ちになるかもしれないけど…
それでも…。
ジャー
「はい、三宅さん拭いてー」
「わわっはい〜。」
ひとしきり仕事は片付いた…
さて…どぉしましょうか