「そうする・・・」
指にバンドエードを巻きながら
また真顔でいっていた
「にゃ゛!?」
咲夜君もおかしいですぅ・・・
「へへ・・・まーけたっ!!
もーふゆったら注意しようとして
自分が指切っているんだもん!
おいしか・・おかしかったー!」
「うぅ・・・ごめんなさいぃ」
コロコロ変わる咲夜君の表情に
困惑しながら・・
あたしはしょんぼりぼりぼり
また作業を始めた。
「もーふゆっ!
楽しーくやんなきゃまた指切るよ!
よし・・・しりとりしよう!」
この流れでなんでしりとりなのかは
よくわからなかったけど、
咲夜君の気遣いは・・わかりやすいくらい
伝わってきた・・・。
なんか今日は咲夜君dayだな
「しりとり!はい!ふゆ」
「りりり・・・陸」
「くー・・・」
「〇〇〇〇〇?」
ん?
「裕也君・・・それなーに?」
ソファで寝転がっていたはずの裕也君が
いつの間にやらあたしの後ろに立っていた。
「お!生ハムいただき~!」
「あああ~だめ~!」
ぴょんぴょんと裕也君の口にある
生ハムめがけてジャンプはするが、
相手は180はある・・・
「おお~今の声えろいねぇ」
「みゃ!?」
「裕兄・・・ふゆにはわからないよ」
そそそんなことないもん!