「今日、ナデシコのバイト先行かない?」 ツバキが突然口を開く。 「もちろん、ナデシコは朝から晩まで忙しいみたいね。」 「だな。ま、あたしも朝練から夜まで忙しいけど。」 バスケ部のツバキは、今が一番大変な時期。 チームプレーだから、ストレスもそれなりにたまるんだ。 そういって、たまにナデシコのバイト先である、ギャンブル店に足を運ぶ。 「おは~!」 「いらっしゃいませ」