そういうのって、友達って言うのかな? 以前のような、心配が頭をよぎるよ。 「弟、荒れてるな。」 「ツバキ?」 ツバキも、立宮君の変化に気付いたんだ…… 「なんか、偽物だよな、あの目。笑ってない……あいつは……」 少し苦しそうに口をつむぐツバキを羨ましいと思ってしまった。 ツバキは立宮先生と付き合っているから、家族と同じようなものだって…… わかっているのに。 ツバキが立宮君を見てることに、心が痛んでしまう。