あたしは、そっと立宮君に近づいた。

ここは、きっと立宮君の秘密の場所。
だから、本当ならあたしも立ち入りはできない……



だけど、今なら……





今なら……

立宮君の隣を独占できるよね?





ね、まだ目を覚まさないで。

あたしに気付かないで。