猫に小さく落書きされているのを俺は見逃さなかった。


俺『ちょっと呼んでみろよ』


まさる『…。ジョイス?ジュリー?』


振り返りもしない猫にすかさず俺は呼び掛けた。


俺『ルナ?アルテミス?』


猫達はミャーオと鳴きながら擦り寄ってきた。


まさる『………。』


俺『ポスカで三日月の落書きまでして可哀想だろ。』

まさる『……。』


俺『セーラームーン…好きなのか?』


まさる『あぁ…』