ツクシはただ再登録しただけではなく、一応短編の恋愛小説を書いていた。
まだ10ページしか書いていなかったし、無名の新人作家の作品など、大半が更新情報を見て素通りするだけだった。
読者数3人、52PVが全てを物語っている。
それでもツクシは、毎日1ページの更新と感想ノートのチェックを怠る事はなかった。
そんなツクシが花音の作品とホームページをチェックした後、いつもの様に自作品の感想ノートをチェックした時だった。
「あれ…これって花音さんの書き込み?
え?
これ、本当に本物?」
ツクシの感想ノートに、花音からのメッセージが書き込まれていた。
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こんにちは…こんばんはかな?花音です。
その先に、思いもよらない言葉が続いていて、ツクシは驚いて何度も読み返した。
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