とてもながい時間無言のまま二人はそこにいた 彼女はつかれ樹に腰掛けた かれもやがて腰掛けた 彼女は彼の肩に寄りかかった しずかに雨の音が聞こえる 彼女はつかれ目をつぶり 暗闇となった そして 唇になにか感覚を感じした そのときわたしは敗北感を味わった キスは一瞬だった