ここでも沈黙だった まじめにわたしの顔をみながら考えてるに違いない そよ風の音が聞こえた このときも夕焼けに切り替わっていきくらやみにきりかわりそうだ 「みゆ 正直に言うと いまのおまえは この風景だ そして もうひとりのおまえは まるで都会のようだ」 まじめな顔でそういった とても深い言葉だった わたしはその言葉の意味を帰りながら考えたのだった