二人大きな石に座った。






「俺、長い夢を見たんだ。




中学の時の。




夢では美音と、もっと長く付き合っていたよ」




成海くんは、優しく語りはじめた。



「一緒に修学旅行に行ったり、花火を見に行ったり、

美音がうちに来たり…


現実ではできなかった事を夢の中では、していた。

でも結局最後には、また別れたんだ」