「な…るみ…くん?」








「久しぶり…だな。美音」





成海くんは黒いコ−トを着ていた。



髪型は中学の時より長めで、大人の男性になっていた。









「どうして…ここに?」







成海くんは笑った。




「座って話すか?」





え…………?




成海くんは大きな石を指差した。




成海くんと本当に付き合っていた時に、石に座って話したことはないはず…