「飲みに行かない?」

「昼間からかよ。…せめてだな、自分の武器でも手入れしたらどうだ?」

邑丁は不満そうな顔で兵舎の隅に座った。漣犀もそれに従った。

邑丁の身体からは、一体何処に隠したのであろう、暗器と呼ばれる武器や鉄甲、針や短剣等が出てくる。
何種類有るのか、付き合いが長くなった今でも分からない。