『ねぇねぇ凌君!今日私達とカラオケ行かない?』

『無理。』

『彼女っているの?』

『関係ないじゃん』

『凌君って格好いいよね』
『あっそ。』


毎日毎日。

休み時間になるとこれ。

凌が教室にいると皆凌の周りに集まって質問コーナー。


絶対答えてくれないから諦めなよ。


カラオケなんて誘ったって行くわけないじゃん。



本当、ストレスで肌がボロボロになりそうだよ。



『凌君、やっぱモテモテだね。』

紅禾までそんな事を言う。

『ただの不良でしょ。』

『え−。格好いいと思うよ?まっ。あたしはダーリン一筋だけどね。』

『いいな−。紅禾は優しい彼氏がいて。』

『まあね。』