本当はもっと一緒にいたいし。 これからもずっと一緒にいたい。 もしかしたらあたしの誤解だったのかもしれない。 だけど、今のあたしに冷静に判断する力なんてこれっぽっちもなかった。 悲しい。 辛い。 あたしはただただ、誰もいない隣の席を見つめるばかり。 あたしの中で、凌の存在は大きく侵食していた。