やっと離してくれたのはそれから数分後。 『…ハァ。…ハァ。…もう、なんなのよ。』 『何ってディーKissだけど』 ぬぁ-! この野郎! さらっとなんて事を! 『もう!あたし学園行くから!』 『待て。』 またこのパターン!? 『今度は何よ。』 『今日は学園行かないから。俺に着いてこい。』 そう言われてあたしは凌のバイクに強制的に乗せられてしまった。