「なっ！」


俺はワザとニヤリと笑う。



「だっ、だから不意打ちなんてなんかズルい…」


真っ赤な顔で言ってるが俺には逆効果。
余計にしたくなる。



「じゃあ、不意打ちじゃなかったらいいわけ？」


俺はワザと聞いた。



きっと駄目っ!!って答えるんだろうな。



「…いいよ」



優羽は小さく呟いた。



「何が？」


予想外の答えに俺は聞いてしまった。



「…キス…」


優羽は恥ずかしそうに答える。



びっくりした。


だって優羽からそんなこと言われたの初めてだったから。



「本当に？」


「…いつも聞かないくせに」



優羽の顔は真っ赤で可愛い。


そんなのを見せられて止めるわけない俺は優羽にキスをした。