俺は笑って答えたら泉も優しく微笑んだ。




「ただいまぁ!」


優羽がタイミングよく帰ってきた。



「おかえりなさいませ、優羽様」


泉はすかさず切りかえる。



「泉さん!今日ね…」


優羽が泉に楽しそうに話しかけるのを見届けてから
俺は部屋に戻って仕事を始めた。




“ピピピピッ…”



携帯がなりだした。



『よお!久しぶりだな、達也!』


電話の相手は森口 将也(モリグチ マサヤ)だった。



「将也か」


将也とは小・中同じで俺の家のことなどを知ってる親友(?)。


まぁ、将也の家も会社を経営してるんだけどな。



ちなみに俺の本音と優羽のことを知ってる数少ない1人。