俺は優羽より前の席だから授業中がどんな感じかわかんねぇ
けど他の奴が変な目で見てると思うだけで、余計イライラする。



あぁ--!

くそっ!



俺は机にうつぶせになった。



俺って、こんなに嫉妬深かったんだ…



俺は不機嫌なまま授業を受けて足早に家に帰った。



そういや、優羽が俺の家に引っ越してきてから早く家に帰るようになったな。



「おかえりなさいませ、達也様!」


出迎えたのはいつも笑顔の泉。


年も結構近いせいか優羽と仲がいい。



俺も頼りにしている。



「ただいま」と言って階段に足をのせた。


親父の会社の仕事が残ってるから片付けないとな。



「達也様」