「ほっ本当か?じゃあ村上とは何にもないんだな?!」


やつの顔が急に明るくなった。



「あぁ。俺は女子に興味ねぇからな」


もしかして…こいつ…



嫌な予感がした。



「そっか~!実はさ…俺、村上のことが好きなんだよ。
だから昨日見た瞬間、すっげぇー焦ったんだよなぁ」



マジかよ…



俺はイライラした。



本当はお前が知らないだけで優羽は俺の女なんだよ!


とも言いたかったが、俺は興味のない態度をとった。



「邪魔して悪かったなっ!」


嬉しそうにそいつは嬉しそうに立ち去った。



まだイライラが止まらねー。


俺はふと優羽の後ろ姿を見つめた。



あいつ…無防備すぎんだよ。