「おかえりなさいませ優羽様。達也様が帰ってきたらすぐに部屋に来るようにおっしゃっていましたよ」


泉さんが笑顔で迎えてくれた。



なんだろう?



私は伝言通り部屋に入った。



「ただいま…達也」


「…おかえり」


椅子に座っていた達也は不機嫌みたい。



私はベッドに座った。



「達也、何かあったの?」



「…なんで?」



「だって…機嫌悪そうだもん」



会社とかで嫌なことがあったのかな?



“パタン”


達也は開いていたパソコンを閉じた。



そして私に近づき後ろから抱きしめた。



「ちょっ…達也//」


顔が少し赤くなる。



「学校じゃ話せねぇからストレス溜まってんだよ」