私達、付き合ってるんだよね。


でも同居してることも秘密だから学校じゃ一緒にいれないどころかろくに話もできない。



私は1つため息をついた。



何か、つらいなぁ。

今まではそんなこと思わなかったのに…


両思いとわかっただけなのに嫉妬しちゃう。



両思いになっても悩みは続くなぁ。














―――――――――――


「ねぇ…莉奈。た…本条のことどう思う?」


私は屋上でお昼を食べながら聞いてみた。



「えっ?」


莉奈の箸が止まる。



そりゃあそうだよね。今まで私から男子の話なんてあんまりしないから。



「優羽…どうしたの?いきなり。――もしかして…本条のこと好きになったの?!」