お風呂に入ってスッキリしようとしたけど…出来なかった。



再び部屋に戻るといつも通り達也はパソコンと向き合っている。



今は、そんな後ろ姿さえ愛しくなる。


私はいつからそんなに乙女チックになってしまったのかな…



私は達也の横を通り過ぎて、また夜空を見上げた。



こんな日に限って星が綺麗に見える。



「今日のバラ、凄かったよな」


ふと達也が言い出した。



「そうだね…」


私は何も考えられない。



「…優羽、お前どうしたんだ?
家に帰ってから少しおかしいぞ!何かあったのか?」



「…達也は、なんで私にあれを見せたの?」



「いきなり何だよ。…ただお前に見せたかっただけだ」