「はい!あのバラ園は達也様のお気に入りなんですよ!」



お気に入り…



私の胸がドキッとなる。



そんなこと言われると期待しちゃうよ…



私は夕食を作り終えて達也と食べた。


そして部屋に戻った。



部屋に入って私は窓から夜空を見上げた。



「どうしよう…」


私は小さく呟いた。



達也を好きと思った途端、気持ちが大きく変化した。

だって…一緒にいるだけでドキドキする。このままじゃ私の気持ちが保たないよぉ。




「優羽」


突然、達也に後ろから声をかけられてビクッとなった。



「俺、風呂入ったからお前も入れよ」



「う、うん」



私は顔を逸らしたままお風呂場に向かった。