「ただいま」


私達はあのあと言葉を交わすことなく帰ってきた。



「達也様、優羽様!おかえりなさいませ」



すぐに泉さんが駆け寄ってきた。



「ただいま、泉さん。今から晩ご飯の準備、手伝ってもらえますか?」



「今日は私達がほとんど作りました」



今日は出掛けてて正直、疲れていたから嬉しい。



「そうなんですか。ありがとうございます!」



「じゃあ晩飯が出来たら呼んでくれ」


達也はそれだけ言って2階に上がって行った。












「どうでしたか?」



泉さんと一緒にキッチンに入るとニコニコしながら聞いてきた。



「凄い素敵でした!泉さんは知っていたんですか?」