「ここさ!結構、知られてない穴場なんだ」

嬉しそうに言う。
でもここに来て、達也の笑顔を見て
私…気づかないふりが出来なくなってしまった。















私…達也が好き――














「昨日言ってたのって…これを私に見せるために?」



「そう!教えてもよかったんだけど黙っていたほうがいいかなっと思ってさ!」



「うん!本当に感動した!」


私は感動と自分の気持ちに正直になったせいか涙が目に溜まる。



「お前…泣くぐらい感動したのかよ」


達也は笑いながら言う。



「だって…昨日からどこに行くか不安だったしこんな景色、夢みたいだから…」



それに達也への気持ちを認めたから、こんなサプライズが余計に愛しくなる。