それから何時間たったかわからないけど時計は5時を過ぎていた。



私はあれから、ずっとこの部屋で座っていた。


名前のわからない、いろんな感情が溢れていたがやっと落ち着いた。



言われたからには、しなきゃいけないよねι



私は決心してキッチンに向かった。












「どうしよう…」


キッチンを前に私は悩んでいた。



「私、料理苦手なんだよねι」

今までお母さんが作っていたから…
冷蔵庫を見ると一通りの材料はある。



私が1人で悶々と考えていると


「優羽お嬢様」



後ろから名前を呼ばれた。


振り返ると、可愛らしいメイドさんが微笑んでいた。



「えっと…」