「わかった」



学校にバレたら大変だもんね…ι



「もう1つは、飯はお前が作れよ」



へ…? なんで…?



「なんで?お手伝いさんとかいるんでしょ?」



「いるよ。今までは、そうだった。
だけど本条に嫁ぐ人間が料理ぐらい出来なきゃ洒落にならねぇからな」



本条の言葉が胸に刺さる。



「そんな…私、学校あるんだよ」



「俺も仕事してんだ。てことで今日の晩飯からよろしく」


ニッと笑った。



今の私にはその笑顔が悪魔のようにしか見えないよ…ι




「まぁ無理はするなよ。お手伝いもいるしな」


そう言って本条は私の頭を撫でた。



私は赤くなってしまった。


本条はなんでこんなに…優しく私を撫でるんだろう。