お手伝いさんとか…私、本当に来てよかったのかな…?




「遅かったな」


そう言って本条が玄関から出てきた。



「達也。今日は早いのね」



「まぁ」



「じゃあ優羽ちゃん。
後のことは達也に任せるから、わからないことがあったら聞いてね!」


そう言って紗幸さんは、あっという間にどこかに行ってしまった。



「紗幸さんはどこに行ったの?」



「たぶん親父のとこだろ。とりあえず入れよ」



「お邪魔します…」


私は家の中に入った。


内装は白と黒を基調とした家。



「すご…」


私はつい呟いた。



「優羽。こっち」


本条に呼ばれて急いで階段をのぼった。



階段までオシャレなんだけど…