「いろいろ…な」


本条はニヤリと笑った。



いろいろって何かな?



「要するに自分の荷物整理しろって話」



「嫌だ」と言おうとしたら廊下から声が聞こえた。


「若旦那、もうそろそろ美空さんが帰るそうです」



「わかった」


本条が答えた。



「だってよ!」


本条がいたずらっぽく笑う。



私が仕方なく立ちあがった。


部屋から出ようとすると「優羽」と呼び止められた。


私が振り返ると…




「な…!!」


私は本条からまたキスされた。


…しかも前より長い。



やっ、やだ//



離れようとしても力が強くて出来ない。



そしてやっと唇が離れた。