「美空~、優羽ちゃん!いらっしゃい」


それは着物姿の紗幸さんだった。



キレーー!!



私は見とれてしまった。

昨日の洋服も素敵だったけど着物のほうが素敵…



「紗幸~!聞いてほしいことがあるの~」


お母さんは会っていきなり話し出してしまった。



「はいはい。後でゆっくり聞くわね。

優羽ちゃん。いきなりこんなとこへ連れてこられて、びっくりしたでしょう?」



「は、はい!あの…紗幸さんって何者なんですか?」



着物着てるし、あの男の人達は…?



「ふふふふ…大丈夫。
そのことを話してくれる人がいるから。

カズ!優羽ちゃんを案内してあげて」



「へい!」