「俺にもっと構ってほしかったわけ?」



そう言われて顔が赤くなってしまった。



「だっ誰がそう思うのよ!//
私はただ、大切な話があるのかと思っただけっ!」


「言うわけないだろ。ここは学校。
俺達が婚約していることは秘密なんだ。だから、こんなとこでそんな話するか。

…じゃあ後でな」


本条はフッと笑う。



やっぱりムカつく!


てか私は婚約の話は受けてないってば~!
てか、もう会わないもん!



そんなことを思っていたら本条はいつの間にか教室へ戻って行った。



私も急いで教室に戻った。












“キーンコーンカーンコーン”



やっと6時限の終了のチャイムが鳴った。



終わったぁ~!



私は伸びた。