達也が私の隣に座った。



「えっ?なにが?」



「なんか不思議そうな顔してっからさ」



達也はすごいね。


私のことなんでもわかるみたい。




「あのね…お母さん楽しいことが好きなの。だから今日は騒いでるかと思っていたら…泣いてたんだ」



すると達也が「あー…」っていう顔をした。



「…たぶん美空さんや、おじさんも寂しいんじゃないか。
いくら近くに住んでいるとはいえ“結婚”ってやっぱり大事だからな。
優羽は1人娘だから余計じゃない」



そうなのかな…?



私にはイマイチよくわからないな。





「なぁ・・・、結婚するの嫌になった?」



「えっ…?」