「達也…?」



達也は部屋に入ってきてから何も言わない。



ただ、じっと私をみている。



やっぱり変なのかな…?



「ほら、達也。なんか言えば?」



少し不安がっていると千亜希さんが肘で突っついた。



「あっ…えっと…すっげぇ綺麗じゃん」



えっ?


達也の顔は少し赤くなっていた。



「本当…?」



私は言われたことが少し信じられなくてもう1度聞いてみた。



「あぁ。…綺麗過ぎて何も言えなかった」



達也の言葉が嬉しくて自然に笑みがこぼれた。



「それじゃあ、後でね~」


気をきかせてくれたのか千亜希さん達は部屋から出て行った。



「どうした、優羽?」