本条!? 何の用だろ?
てか何で私のアドレス知ってるの!?



私の頭の中にはいっぱいの?が浮かんだ。



そして、授業が終わると

私はとりあえず特別棟に向かった。



特別棟は主に文化部の部室が並んでいるため朝と放課後以外は人気がないところ。



特別棟に行くと見たことのある後ろ姿があった。



「本条!」


私はその後ろ姿に声をかけた。



本条は振り返ると少し不機嫌な顔でメガネをとっていて一言。


「遅い」



「いきなりそんなこと言わないでよ。走ってきたんだから」



「まぁ、いい。……お前、昨日のこと誰かに話したか?」



ビクッとなった。

だって、さっき莉奈に話したとこだったからι