父さんは意味のわからないことを口走っている。


いつもの父さんじゃないι



というか…後ろから黒いオーラを感じるのは何故?!



「父さん落ち着いて!」


父さんを揺するといつの間にか寝ていた。



寝るの早っ!



「ほんと…仕方ない父親ね」



入り口のほうを見るとお母さんと紗幸さんが笑って立っていた。



「あの…何かあったんですか?」


「ただ酔っ払っているだけよ。優羽達は明日学校でしょ。
家に戻るの?」



「えっと…」
「俺らは帰ります」



はい?


今日は本家に泊まっていこうかなって思ったのに…

達也が勝手に言った。



「そう。なら2人とも気をつけてね」


紗幸さんはクスッと笑って2人は出て行った。