私の意識が少し遠のいたとき













“ドンドンッ”




と廊下の歩く音が聞こえた。



えっ…?


達也も止まって目が合う。



しかもこの音…近づいてきてない?



するとガラッと達也の部屋の障子が開いた。



私達は慌てて離れて、私は襟を直した。



あ、危なかった~!もう少し遅かったら見られてたかも…ι



障子を開けたのは私の父さん。

しかも少し顔が赤い。



「とっ、父さん!?どうしたの?!」




「優羽~!」


父さんはいきなり抱きついてきた。



お酒臭い…ιこれは酔っている…ι



「優羽は父さんの子だよな?どこにも行かないよな?なっ??」