「優羽が…優羽が~!」


「娘が巣立っていくのは、つらいよな」



父さんは何故かテーブルに突っ伏して落ち込んでいるし智和さんはそれを慰めてる。




そして今の現状についていけない私と完全無視をしている達也。



今の私の頭の中には“結婚”という文字が浮かんでる。



莉奈にも言われた言葉。



やっぱり私達は普通に付き合ってるんじゃないし、そう考えるのが普通なのかな…?



私が俯いていると



「優羽。俺の部屋に行こ」



達也が私の側に来て耳元で囁いた。


私はコクリと頷いて私達は達也の部屋に行った。





「あぁ~美味かった!」


座った途端、達也は欠伸した。



そりゃあ1人で黙々と全部食べたからねι