「優羽が元気になって良かったぁ!」


莉奈は笑顔で言ってくれた。



「そういえば倉持のことはどうなったの?」


「あぁ~それは…」











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―――――――


「倉持くん、ちょっといいかな?」



バスに乗り込む前に倉持くんに声をかけた。

もちろん告白の返事をするために…



「返事…聞かしてくれるのか?」


「…倉持くんの気持ちは嬉しいけどごめんなさい…」



これが私の気持ち。



「なんで?俺じゃ駄目?」


「私…大切な人がいるの」


「大切な人…?」



「うん。だから倉持くんの気持ちには答えられない」



私には達也以外、考えられない。