「仕方ねぇだろ。ずっとしたかったし、優羽から誘われたら止めるわけないじゃん」


熱っぽく潤んだ瞳が私を離さない。




本当にこの人にはきっと適わない。




「優羽、誓って。
これから思うことがあるなら我慢しないで言うこと」



「……はい」


達也は私の肩の上に頭を置いた。



「あとさ…‥俺の嫌なとこがあるなら言って。ちゃんと直すから…

だから……俺の前から消えないでくれ‥」



達也の声はどんどん小さくなっていった。


達也らしくない弱々しい声。



私は再び達也の背中に手を回した。



「大丈夫だよ。私は勝手に消えたりしないから。傍にいるよ」



そう言うと達也は顔を上げた。


そして嬉しそうに笑った。





綺麗な星空のもと…


私達は誓うようにキスをした。