家に帰ってからすぐに私達は部屋に入って今回の反省会を行った。


何故か私は達也の膝の上で…



「だって…達也には迷惑かけたくなくて…」


顔を伏せて言うと



「はぁ~。…俺はさ、優羽が俺のことを、その…好きじゃなくなったと思って気使ってそっとしてたんだよ」


達也は溜息混じりで言った。



「私が達也のこと嫌いになるなんてないよ」



ずっと大切な人だから――



すると達也はフッっと笑って私を強く抱きしめた。


これ以上、くっつけないぐらいに…



「ずっと優羽に触れたかった。ごめんな…気づいてやれなくて」


私は首をまた横に振った。



「そんなことない!
私こそ、ごめんね。
達也が‥苦し、んでいたの‥知ってた‥のに…」