「お願いがあるの…」


私は真剣な顔つきで言った。



「なに?」



そして私は勇気を振り絞って言った。



「今から………本家に一緒に来てほしいの」



「・・・・わかった」



達也は少し黙ったが頷いてくれた。




私のお願いは、「もう一度4人で集まること」


私の話を聞いてもらうために…



そして準備をして私達は本家にむかった。




本家につくと今度は智和さんと紗幸さんがすでに外にいてくれた。



「いらっしゃい」


智和さんはそう言って微笑んでくれたけど私は笑えない。



「すみません。突然押しかけまして」


私は頭を下げた。



「大丈夫だよ」