綺麗だなぁっとつい見とれてしまった。



「喫茶店にでも入りましょうか」



紗幸さんの提案で私達は喫茶店に入った。




「優羽ちゃん…最近眠れてる?」


席に座った途端、紗幸さんに痛いところをつかれた。



「えっ、えっと……」



そんなに顔に出てたかな?



「やっぱりね…優羽ちゃんは心配なんだよね」


紗幸さんは優しく笑いかけてくれた。



「……あの、質問していいですか?」



私は1つ聞きたいことがあった。



「いいわよ」



「紗幸さんは極道の人と結婚する時は不安じゃなかったですか?
あんな怖い人達と暮らすなんて…」



私は正直、怖い……



紗幸さんは運ばれてきた紅茶を1口飲んだ。