女の子は怯え切った表情だった。


「お互い納得してんだから、
いーじゃんよ」

「お前は許してやるから、
さっさと失せろ」


二人組は
へらへらと笑ってる。



ぼくの中で
何かが
プツンと切れた。





「おれが納得しない!!
殴るなら、おれを殴れ。
気が済むまで殴れよ!
だから、
この女の子には
これ以上手を出すな!」