「そういえばみんな、
“俺”って言うよね。
どーして?」


小学5年生の“ぼく”は、
前からすごく不思議だったのだ。


「何でっつーか、
男は“俺”なんだよ。
そういうもんさ」



「そういうもん」なのか……。

ふーん。