あたしのパパは社長。


これは本当のこと。


だからいつもあたしは何でも出来た。

欲しいものは買ってもらえたし

いつもあたし中心だった。




でも恋は上手くいかなかった・・・・


新体操だって絢が来てから


歯車が狂っていった。






あたしは嘘をついた。


圭介君のお父さんもお母さんも


パパの会社で働いてるっていう嘘。




ホントは全く関係ない。

でも絢はすぐに信じた・・・・


中学校のときにそのことを言った。






だからこの前の嘘も



絢はすぐに信じた。





そして本当に圭介君と別れた。


「チャンス」




あたしはそう思った。