「どうしたんだよ?」


息を切らしながら圭介君は言った。



急いできたって絢が心配って


顔に書いてある。




でもすぐに表情は一変した。





「どういうことだよ・・・・」




圭介君の見る先には


絢と直人。



「あの二人付き合ってるみたい。」



「はっ!?」


「幼馴染で何でも話せるし
 家族ぐるみで仲良いしさ。」


「・・・・」



「付き合っててもおかしくはないわ。」



「・・・・・・」



「じゃまたね。」



あたしは圭介君をひとり残した。