「よし!行こうぜ~」




海に向かって4人で校門を出たとき




「絢!」



誰かに呼び止められた。


その声はあたしが1番会いたくない人。


・・・・・・・紗枝だ。








3人から離れて話す。





「どっか行くの?この前の話忘れてないよね?」



「・・・・・・・」




「あたしパパに頼んで圭介君のお父さんの会社・・・」


「やめてっ!」




紗枝が言い終わらないうちに叫んでいた。





「分かってるならさっさと別れて!」



「っ!」



「じゃあまた明日。」