「絢。もっと曲を聴きなさい。」
「はい。」
「どうして優勝できなかったのか
もうちょっと考えなさい。
そうしないと伸びないわよ。」
「はい。」
今日は新体操の練習。
先生はすんごく厳しいけど
すんごくあたしたちのことを思ってくれてて
みんな大好きだ。
「紗枝も一緒よ。
2位でいいの?」
「・・・・・」
「あたしは紗枝に聞いてるの。
答えられないなら帰りなさい。」
練習の途中で帰らされることは
珍しいことではない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…