「それはこっちだよ~」



「そうか?」



「そうだよ。
 早く早く~」



「分かったって。」








今日は引越しの日。


もちろん圭介と一緒の家。


両親はすぐにOKしてくれた。







「圭介君なら大丈夫よ。」



「そうだな。」





意外だったけど素直に嬉しかった。







「絢。これはどこ置く?」




「こっちかな・・・?」





「分かった。」