今まであたしに合わせてくれていた


歩幅が圭介の歩幅に戻っていく。



自然につながれていた手は


ほどかれていく・・・・





「・・・・ごめん。」




「なんだよ。
 そんな悲しそうな顔するなよ。」




圭介はあたしのとこまで戻ってきて


優しく髪をなでてくれた。




圭介はいつでも優しいんだ。




あたしは甘えちゃってたね・・・